チーム作りの最適人数はスパン・オブ・コントロールの原則を!!
スパン・オブ・コントロール 『 Span of Control 』
経営学上では、一人の上司が管理できる部下の数はおおむね5~10名ぐらいまでと言われています。
これは「スパン・オブ・コントロール」という原則として知られ研究されています。
一方的に話すだけのマネージメント(マネージメントと言えないかも知れません)だと関係ないのかもしれませんが、チームとして成立させるのだとすれば、個人の状況をきちんと把握できる、対話ができる人数が限られているという事です。
この概念は企業だけでなく、他の分野でも用いられます。教育現場では1人の教師が抱えられる生徒の数、消防隊での隊員数なども、同様の概念で考えられます。
スパン・オブ・コントロールのメリット
- コミュニケーションが円滑:少人数のため、各メンバーが意見を出しやすく、全員が参加しやすい雰囲気が生まれます。
- 役割分担がしやすい:少人数のチームでは、各メンバーが明確な役割を担当しやすく、タスクが明確化されやすいというメリットがあります。
- モチベーションが高まる:チームメンバーが少ないため、自分の貢献度や成果がより明確になり、モチベーションが高まることがあります。
アマゾンのジェフ・ペゾスが考えるチームの最適人数
アマゾンの創業者のジェフ・ペゾスも「一つのチームは、ピザ2枚を囲める人数以下にしなければいけない」と言っています。
現実的なリーダーシップに関する方針が出されているアマゾンらしい、ペゾスらしいことばです。
実際、ピザを囲んで喧々諤々とやりあっている様子が目に浮かびます。
もともと、企業(COMPANY)の語源は、一緒にパンを食べる仲間だそうです。
マクドナルドの組織は海兵隊
また、マクドナルド社でも、
「1人がコントロールできる人数は、8名以下」と決められているそうです。
マクドナルドの組織は当時のアメリカの海兵隊の人数が8名を1単位にしていてそれををモデルにしていたようです。