社員教育の重要性 経営資源のうち 2倍にも3倍にもなるのは「人間の能力」だけ

やり方はいろいろあると思いますが、会社として社員教育に力を入れること。また、会社として社員教育に力を入れているという事を社員に感じさせることは大きなメリットがあります。

一番は、自分たちが会社にとって大切に思われていると感じられる事

エンゲージメントのアップに大きく貢献します。

人は自分の存在価値を認められること、存在価値を自ら感じる事が、やる気、やりがいにつながります。

直接的な効果としても、P.F.ドラッガーの言葉に
『経営資源のうち、2倍にも3倍にもなるのは、唯一「人間の能力」だけである』とあります。
ここを上げない手はないと思います。

投資対効果として人への投資の効果が最も上がるように思われます。

通常の業務をやっていると、働いている人、従業員の能力アップに対して忘れてしまう、また、おろそかになってしまう事が多くあります。

一番の資源は働いてくれている人という事を忘れないようにしていきたいものです。

その、ピータードラッガーは、下記のようにも言っています。

勉強会やどんなにいいセミナーに部下を参加させ、知識を学ばせても、上司が部下を動かそうと考えているうちは全ては無駄に終わる。部下は自立しないからだ。

成功の鍵は責任である。自らに責任をもたせることである。あらゆることがそこから始まる。大事なものは、地位ではなく責任である。

教育をしているから大丈夫でなく、責任を持たせる、権限を与えるということがなければ、意味がないようになってしまいます。

自分自身の過去の気持ちを考えてみてください。

給与が増えた時もうれしいですが、仕事をまかされて、権限も与えてもらった時もとてもうれしかったはずです。

力をつけた社員が力を発揮できる場所がなければ、転職を進めている結果になってしまいます。